セミナー集客を成功させるブログ・メルマガ ライティング
セミナーに集客できないんです。セミナールームを予約したはいいけどいつも不安、集まらなかったどうしようって。ブログやメルマガでセミナーすぐ満員になる人がいるけど、あれってどう書けばできるんですか?
知り合いは満員でもないのに満員って言う、それがテクニックって言うけど、それってありなんですか?
そうですよね、悩みますよね。特にテクニックに関してはクライアントさんに聞かれることも多いです。みなさん、良心の呵責にかられるようで。
テクニックはあくまでテクニック。それを使うにしても、本質的なところがガタガタでは、結局お申し込みには至らないもの。
この記事は、セミナー集客を成功させるブログ・メルマガ ライティングを始め、告知のタイミングや繰り返し方、セミナールーム選び、マインドセットまで、セミナー集客を成功に導く全てのことについて、発生する順に時系列で書いていきます。
目次
セミナー集客の前のこと
まずセミナーの集客を始める前の段階のことにも触れておきましょう。
セミナーのテーマ選び
絶対に大事なのがこのテーマ選び。どんなに魅力的なセールスレター(告知)を書き上げても、セミナーそのものに関心が持てなければ、お申し込みはこないですよね。
特にフロントセミナーを想定している場合、目的はバックエンドにつなげることですから、それを忘れないようにしましょう。目先の集客だけを意識して、バックエンドにあまり関心のないお客様が集まっても、ビジネスとして成り立たなくなってしまいます。バックエンドのペルソナ(コアとなるお客様像)が関心が高いこと(=今すぐにでもなんとかしたいと思っている悩み)をテーマにしましょう。
セミナーの日時
これもペルソナの方が行きやすい曜日・時間帯を優先して考えましょう。極端な例ですが、会社員を主な対象としているのに平日の日中に開催しても集まりませんよね。
最初にペルソナのライフスタイルを考えれば自然と決まってきますよね。
セミナールームの選び方
できる限りお手頃なところを・・・・と思うのが人情ですが、目先のことだけにとらわれず、お客様の印象も考えて決めましょう。
フロントセミナーであれば、フロントセミナーの売り上げだけで損をしないようにするのではなく、バックエンドの契約で利益を取ることを考え、フロントセミナーはバックエンド製薬への投資的な意識を持つといいと思います。
キレイか?静かか?便利でわかりやすい場所にあるか?といった環境的な条件はもちろんのこと、具体的には「自分の気持ちが上がる」「お客様の第一印象がいい」といった感覚的なことも大切にしましょう。女性であれば、トイレがキレイか?結構ポイントです。
セミナーの定員
セミナーの主旨、目的にもよりますが、バックエンドにつなげるフロントセミナーであれば、5〜6人の少人数の方が成約率が上がります。10人以上になると参加者との距離感を縮めるのがどうしても難しいのです。
私自身、駆け出しの頃、いつも4〜6人でやっていました(成約率は50%くらい)。一度、15人集まって嬉しくてそのまま開催したら、なんとバックエンドに一人しか申し込みがなく、ガックリしたことがあります(涙)。
それを教訓にたくさん集まった時は回を分けてやっていました。今はもう慣れたので、10人くらいまでなら成約率が下がることはなくなりましたが、やはり経験は必要でした。
2、3人しか集まらなかった、とがっかりすることはありません。ラッキー、成約しやすいかもと思ってください。
お客様にも堂々と「みなさん、今日はラッキーですね」と言ってあげましょう(本当に、ものすごいラッキーですよね)。
セミナー集客 のコツ
では、次は告知のタイミングなどについて。
告知を始めるタイミング
告知は約40日前からスタートがベストと言われています(遅くとも1ヶ月前)。というのは、どんなに行きたくても先約があれば参加できないから。1ヶ月先って結構予定入っていたりしませんか?そうならないよう、スケジュールを抑えてもらうためにも40日前くらいがいいんですね。
お客様が比較的集まりやすくなったり、ビジネスが軌道に乗ってくると、忙しかったり、たまたま思いついたから、という感じで、1か月切って告知することもありますが(私もあります・・・)、集客がままならないうちは基本に忠実に丁寧にが一番です。
早割などの期限付き特典
人は期限があると行動しやすくなります。宿題も期限になると慌ててやりますし(笑)、買い物も期間限定と言われると、どうしようかな、、、と真剣に考えます(いつでも同じ条件で買えるならスルーしているかもしれないのに)。
また、「お得感」に惹かれますよね。ですので最初の1週間だけ早割特別価格も設けるなどをすると、より早い段階でセミナーを定員まで集めやすくなります。
(これはマーケティングです。お客様にとってもハッピーなことですよね)
集客する期間
セミナー集客をする際、短期間(1−2週間)ですぐ締め切ってしまう方もいれば、ギリギリまで集客する方もいらっしゃいます。どちらがいいかは、その方とお客様との関係性にもよりますが、あまり長いのは間延びしてしまいます。
基本的には長くても2週間くらいで集中して募集をかけるといいですね。残席がある場合は、しばらく日数を空けて、残席わずか、残席X 名などを強調してお知らせして募集するといいです。
セミナー告知の書き方
では、大切な告知の書き方です。書く順番(構成の順番)どおりに解説しますね。
タイトル
お客様にとって得られる価値(得られる変化)が、パッと伝わるタイトルにしましょう。会社の会議のタイトルのようなものではなく、商品名を考えるような感覚を持つといいですね。ただキャッチーにしようと意識しないで大丈夫です。それを意識するあまり奇抜な言葉になったり、どこかでよく聞く言葉になるより、あなたのお客様に響く言葉を素直に考えるのが一番です。
タイトルは先に考えるのではなく、最初は仮にしておいて、内容など全てが出来てから最後に考えるといいです。
よりしっくりしたものが浮かぶはずです。最初に考えるとタイトルでいきなり止まってしまう可能性大です(これは、メルマガやブログのタイトルも同じです)。
出だしで悩みに共感
いきなり商品名が出てきても買いたくならないですよね?関心を持って始めて、その商品を知りたくなるもの。テレビショッピングを思い浮かべてください。
1)最初に、なんだかつらそうなシーン(息切れしたり、肌荒れでに困っていたり)が出てきて、
2)その後、それが解消されて楽しそうに山に登ったり、きれいになって出かけたりしているシーンが出て、
3)どうしてそうなったの??という流れで商品がようやく登場します。
それと同じです。告知でも最初はお客様の悩んでいるシーンを描く、お客様の共感を引き出しましょう。
期待する未来の変化を共有
直前に書いた「2)その後、それが解消されて楽しそうに山に登ったり、きれいになって出かけたりしているシーンが出て」というのが、この「期待する未来の変化を共有」です。
お客様が叶えたい未来を描き、こうなったらいいですよね?と呼びかけましょう。これは本当に大事です。
セミナーの内容を紹介
叶えたい未来が見えたら、どうやったらそうなれるの?と思いますよね。そうなって初めてセミナーの内容を紹介することで、関心を持って読んでくれるようになります。
なぜ、いいのか?
2)の後に、3)の商品(セミナーで言えば、セミナー)の紹介をした後に大事なのは、「なぜ、それがいいのか?」の客観的な事実を入れること。
期待する未来を見て、商品を紹介されて思うのは、「良さそうだけど、本当に良いのかな?」という疑問ですよね。ですので、その疑問や不安を解消することが必要なのです。
テレビショッピングであれば、XXXと研究した、XXXでも利用されている、といった権威的なことや影響力のあること、XX製の材料、無添加だといったソース的なこと、お客様の声などを紹介しています。
セミナーの場合、これまでの参加者の声やセミナーでお伝えする内容についての信ぴょう性、あなた自身がなぜ、それを言えるのか?といったことが、裏付けとなると思います。
価格設定は目的意識を持って
価格をつけるときはなんとなくではなく、そのセミナーの位置付け(フロントセミナーなのか、特にバックエンドはなくセミナーだけで収益を上げるもののか?といったこと)を考えましょう。
その上で、お客様が受け取れる価値と価格を比較したとき、この内容でこの価格なら得!と思える価格になっていると良いですね。
即決=安い、ということでもないので、自分がお客様ならどう思うか?も考えてみましょう。
ちなみに5,000円までなら、3,000円と5,000円では判断に差はないそうです。
SNSでのセミナー集客
ブログの書き方
集客期間中のブログは、募集開始と締め切り間近はダイレクトにセミナーの告知をしますが、それ以外の間の期間は、ダイレクトにセミナー集客ばかり書くのではなく、そのセミナーに関心を持つ人が悩んでいる悩み、そのセミナーで扱うことに関連したことを書き、記事下にセミナー告知記事へのリンクを貼り誘導します。
リンクの近くには、残席のカウントダウンなども入れて(残席2名など)、お客様の決断を後押ししましょう。
メルマガで一番気をつけたいこと
集客期間中のメルマガも、ブログの考え方と同じで最初と最後はストレートに集客で、間の期間は、そのお客様の悩み、セミナーで扱う内容からピックアップ、申し込みに際お客様が不安に思いそうなこと、躊躇していそうなことなどを取り上げて書くと良いです。
そしてやはり最後に、セミナー告知の記事へのリンクの誘導を貼ります。リンクの近くに、残席のカウントダウンなどを入れて(残席2名など)、お客様の決断を後押す点も同じです。
メルマガの場合、最も注意を払って欲しいのはタイトルです。というのはメルマガはタイトルで関心が持てないと、開封してくれませんよね。
あなたがつけたい、あなたが言いたいことのタイトルではなく、お客様が読まずにはいられないタイトルを考え抜いてつけましょう。
FBの活用
FBでの集客も、ストレートにセミナーやります的な投稿と、お客様が関心が持てることの記事を投稿しコメント欄にセミナー告知のリンクを入れておく、といったことを織り交ぜていくと良いですね。
ただ、普段全くやらない人が告知の時だけ投稿すると結構しらける人もいるようなので、それが気になる方は、セミナーの募集前から、少しは投稿をしておくと自然ですね。
マインドセット
集客はまず自信を持つこと、そしていい意味で鈍感になることも大切。
・絶対に届けたい良いセミナーだという自信
・自分はお客様に価値を提供できるという自信
・絶対に諦めない自信
・満員になるまで告知を繰り返す時に、いちいち人がどう思うか気にしないこと(というのは、どんな人もですが、自分が思うほど、人は他の人のことを気にしていません)。
これまでずっと見てきて、売れている人ほど何度でも募集を繰り返し、駆け出しの人ほど、2回くらいで諦めてしまうことが多いです。これって自信と人の目を気にしない(お客様のことだけ気にしている)タフさだと思うのです。
まとめ
セミナー集客の成功は、部分的なテクニックではなく、募集前の準備、告知の方法・書き方、ツールの使い方、マインドセット、これら全てが整ってこそうまくいきます。目先のことだけに振り回されることなく、実力をつけていきながら、手堅く集客できるようになりましょう。