起業家のための選ばれるプロフィールの書き方3つのポイント

ホームページやブログのプロフィール、どんなことを意識して書いていますか?初めてあなたを見つけた方(未来のお客様候補)が、最初に見るコンテンツの1つがプロフィール。選ばれる要素の1つというわけですね。

今回は、そんな起業家にとってのお客様に選ばれるプロフィールの書き方です。今までなんとなく書いていた方、イマイチしっくりきていない方、これから書く方、どんな方にも参考にしていただけると思いますよ。

 

プロフィールを書く目的

起業家にとってのプロフィールを書く目的は、ものすごくシンプルにいうと自分を知ってもらうことです。知ってもらうといっても、こちらが知ってほしいことではなく、お客様(候補)が知りたいことが伝わるようにするということ。

では、お客様は何を知りたいのか?

・自分の期待(願望実現、課題解決)に応えてくれる人か?

・信用できる人か?

・価値観、相性が合うか?

(お客様自身はここまで明確に意識していないかもしれませんが、実際はこういうことを無意識に感じ取っているのです)

 

プロフィールでやってはいけないこと

上記のようなことを判断するために読んでいるので、それに関係ないことを書くのは逆効果になります。具体的にいうとこんなことです。

・商品やサービスのことをあれこれ書いても売り込む

→機はまだ熟していないので、ピンとこないし、読んでいて引いてしまう可能性大。

・就職のための履歴書のように経歴や資格をただ並べて書く

→お客様にとっては、それがどう自分に関係あるのかわからないような書き方だと、あなたとの距離感が縮まることは
なく、せっかく書いても共感も呼びません。

(仕事には全く関係なく、人柄が伝わることにもならないような)プライベートなことや過去の履歴をあれこれ書く

→これも同じく、お客様とあなたの距離を縮めることになりません。

 

プロフィールの3つのポイント

こうした目的を踏まえてプロフィールをどう書けばいいのか?その3つのポイントをお伝えします。

ポイント1:最初に挨拶して名乗る

名乗るなんて当たり前と思っているかもしれませんね。名乗るというと肩書きにこだわってしまいがちですが、大事なのはそこではないんです。(お客様は意外と肩書きは気にしていません。実際、お客様にあなたの肩書きを聞いてみてください。どのくらい覚えているかな?)

・どんな人がどうなるために何をしているかがわかること
(例えば、「初めまして、多忙なビジネスパーソンが3ヶ月でTOEIC800点を超える英語勉強法を伝えている XX田〇〇美です」のような感じ)

・実績がわかることをカンタンに載せる

(例えば、「20XX年の起業以来、延べXXX名の方に、〇〇してきました」など。まだ駆け出しで数字で出せるような実績がない場合は、実績ができたら載せればOKです。ビジネスの実績がない場合も、その分野に関連した職歴や信頼されるような経験があれば、XX年間〇〇に勤務後、独立しました。というのもアリだと思います)

 

ポイント2:きっかけをエピソードで

あなたがなぜ、この仕事をしているのか?その背景をエピソードで描きましょう。それが納得できればできるほど、信頼につながりやすくなります。その際、あなたの失敗や挫折があれば、そこから入るのがベストです。

具体的にいうと、過去の自分がペルソナの場合、

・あなたのかつての失敗、挫折、悩み

・解決方法を探して、今のやっていること(又はそれと関連していること)に出会った

・それを伝えたいと思った、XXな人の力になりたいと思った

という流れが一番わかりやすいです。

今、やっていることと、過去の失敗・悩み・挫折が直結しない場合は、なぜ、今やっていることに関心を持ったのか、というそこに繋がるエピソードがいいですね。

冒頭で実績を短く数字で表した後に、きっかけが伝わるエピソードを綴ることで、あなたが何ができるのかが自然と伝わります。

 

ポイント3:お客様への想い

あなたが何ができるのか?といったスキル的なことをあれこれ書いたり、これをすべきだ、これが必要です、というお客様を説得するようなことを書いても、心に響きません。

日頃お客様から、どんなふうに喜んでもらっているのか?どんな気持ちであなたが仕事をしているのか?といったことを書く方が、あなたの人柄、価値観が伝わります。

 

起業家にとってのファンとは?

よく起業家はファンを作りましょう、と言いますよね。なので、プロフィールを書くときも、それを意識してしまうこともあるかもしれません。

ですが、よく考えて欲しいのは、起業家にとってのファンとは、あなたを信頼し、あなたの商品・サービスを通してあなたが貢献できる人ですよね。

ただ、あなたのようになりたいですとか言うだけで行動しない人や、SNSでいいねをしてくれるだけの人はファンではありません。

あなたが今、貢献できる人に誠意を尽くす、あなたがこれから貢献できるはずの人にあなたに存在に気づいてもらい、選べるだけの情報(記事を書く、発信する、プロフィール等で知ってもらう)を出すということです。

 

まとめ

いかがでしたか?

起業家にとってのプロフィールの目的は、お客様が得たい下記の情報を伝え、あなたが役立てるお客様があなたを選べる判断材料となること。

・自分の期待(願望実現、課題解決)に応えてくれる人か?

・信用できる人か?

・価値観、相性が合うか?

それを説明して伝えるのではなく、あなたがこの仕事を始めたきっかけ、お客様への想いを通して伝えると伝わりやすいこと。そして、起業家にとっての本当のファンは、あなたを信頼し、あなたの商品・サービスを通してあなたが貢献できる人。

でした。

では、お仕事、楽しんでください。