起業家のための響く語彙力のつけ方

 

心に思っていることを言葉にできないのがもどかしい・・・。「語彙力ってどうやったら増えるんですか?」

たまに聞かれるのですが、先日もライティングの講座中にご質問いただきました(スッーと心に届く思いやりのライティング講座開催中)。

もう7年目になりますが、メルマガやセールスレターを書いていて、よくいただく言葉は「まるで憑依されているかのように私の気持ちがわかってるんですよね、なんでですか?」「やわらかな文章なのに、なぜか引き込まれてポチッとしてしまう・・・」ということ。感激です。

私がどうやってボキャブラリーを増やしているのか(そう大げさなものではないけどね)について、今日は書いてみようと思います。

起業家のためのライティングですから、ボキャラリーのインプットだけではなく、アウトプットについても触れますね。アウトプットしそれが活かされて、初めて「語彙力」がついたと言えると思うので。

 

起業家のために語彙力・インプット

日常的なインプット

私は子供の頃から本が大好きでした。今でも読書は趣味の1つ。小説も好きですが、雑誌を読むのも大好きなんです。

雑誌は今、便利なサブスクがありますよね。私は、dマガジンを使っています。ファッション、ライフスタイル、趣味系、ビジネス系、経済系、旅系、なんでもよく読みます。好きで読んでいるのだけど、「いいな」とか「好きだな」とか「刺さるわー」と思った言葉は、メモしたりします(スマホのEvernoteとかにね)。

今は機会は減りましたけど、電車に乗った時に吊り広告は無意識にチェックしています。(夫と一緒だと、なんでそんなキョロキョロするんだ、と言われることもあり・・・)。

例えば、ちょっと前に感動したのは、カロリーメイトのCM。「見えないものと闘った一年は、見えないものに支えられた一年だった」という言葉は感動的で、SNSでシェアされている方も見かけました。もちろん、この言葉に吸い寄せられましたが、電車の吊り広告の場合、その下に 「見せてやれ、底力」という言葉があったんです。テレビCM(私が観たもの)では、その言葉はなかったので(フルバージョン的なものやyoutubeにあったかもしれませんが)。私はこっちがすごく印象的だったんですよね。勇気付けられる言葉だなって思って。

こういう言葉もクライアントさんを鼓舞するときにとってもいいと思いました。だって、あなたはまだやれるって信じてるからこそ出る言葉だと思うので。

 

意識的なインプット

見るものは同じように雑誌だったりしますが、意識的というのは、自分が何かを書こうとしているとき、そのヒントになりそうなものはないかな、と意識してみるやり方です。

これはお勧めしたいのですが、自分のお客様が読みそうな、好きそうな雑誌の「表紙」にどんな言葉が使われているか?「目次や記事のタイトル」にどんな言葉が使われているか?をチェックすること。

表紙は思わず手に取りたくさせるものですから、「瞬間的に」関心を引きつける言葉が使われているはずです。目次などは開いてからみるものですが、一定の文字数で端的に読みたくなる工夫がされています。

あなたのビジネスと分野が違ってもいいのです。その方が視野が広がり、表現力が豊かになります。

起業家のために語彙力・アウトプット

こうした雑誌を見て、いいと思った文章をそのまま丸々パクれ、ということではないですよ。あなたのお客様に合わせて、その要素やエッセンスを取り込んで行きましょう。

例えば、あなたがお片づけの先生で、働くママのために100均でできる片付けとお部屋の提案をしたいとします。

ママが見ていそうなファッション雑誌を見て、「美魔女ママは、もうスニーカーしか愛せない」とか「万能ホワイトスニーカーで神コーデ」というのを発見したとします(あ、適当に書いているので、実際のものではないですよ。実際はもっとかっこよく書かれていると思うので)、

で、このエッセンスを取り込もうと、

「働くママは、もう100均できるお片づけしか愛せない」としても、ちょっとピンとこないですよね。それなら、「100 均で完成!テレワーク映えするお部屋、神コーデ術」とか「テレワーク映えするお部屋が完成!100均でお部屋神コーデ術」としたら、ちょっと響きそうではないかな?

 

まとめ:お客様に響く語彙力・言葉選びとは?

スッーっと心に響く、なんで、こんなに私のこと、わかってくれるんだろう、とお客様に思っていただける言葉を選ぶには、お客様を知ろうとする気持ちが欠かせません。

「買う気にさせよう」というように「〜させよう」とするのではなく、まずは、相手を理解し、認め、受け止める気持ちです。

もし、そういう気持ちが抱けないなら、それはあなたのお客様になる人ではないということ。無理していい人になろうとせず、自分がそう思える、向き合えるお客様に集中しましょう。

でね、まあ、どんなベテラン、プロでも、うまくいくときもあれば、いかないときもあります。

ダメだったら、また変えてやってみればいいだけ、肩の力を抜いてやってみてくださいね。。