実績が書けなくて、自信がないときどうする?
実績がないから自信持って発信できない。実績がないから堂々と提案できない。誰でも最初は実績がないのだから、 大丈夫だよ、と言われても、思い切りだけでなんとかなるものでもなかったりして。
今日は、実績がないときにどうしたら、信頼を得られるのか?どうしたら自信を持って提案できるのか?といったことについて。きっと、なるほど、そうだよね、と思ってもらえると思います。
目次
実績は何のために必要?
あらためて、実績ってなぜ必要なのでしょう? それがあれば「信頼してもらいやすいから」ですよね。では、信頼されるためには、どんな要素があるでしょう?
あなたはいかがですか?
実績がないことが弱みだと思っている方の多くは、実績=「成果そのもの」だけを考えている場合が多いです。
「成果」はわかりやすい信頼の要素です。ですが、もし、あなたがお客様の場合、「成果」だけが基準になりますか?きっと違いますよね。
なぜ、あなたにはそれができると言えるのか?
信頼できるかどうかの1つに、なぜ、この人がそれができると言えるのか?という要素があります。
具体的にいうと、その人の背景やスキル、経験、価値観など。
たとえ、今の仕事は駆け出しだとしても、その仕事を選んだ理由がありますよね。多くの方は、前職の経験を活かして、今の仕事に至っていますから、前職の経験と今の仕事との共通点、関連性を見出して、紐付けし、それを言語化していくことで、なるほど、だから、この仕事ができるんだね、と納得できるのです。
このとき、資格を並べるだけではなく、出来事を載せていくのがいいですね。
客観的な事実と人柄
あなたの背景、前職との関連性からの信頼に足る要素、出来事をあげるときに、「客観的な事実」と「人柄」その両方が伝わるようにしましょう。
「客観的な事実」というのは、実際の出来事、資格(先ほども書いたように資格名だけではなく、その資格があればこそできた出来事と一緒に出すことが大切)などの誰が見ても変わらない事実です。
たとえば、レストランで、「うちの料理は美味しい!」とシェフがいうのは、客観的な事実ではないですよね。ですが、「前職では青山の3つ星レストランで10年働いていた」「オーガニック野菜のみ使っている」「水はXXXから取り寄せている」というようなことは、誰が見ても変わらない客観的な事実です。
「人柄」は、仕事において何を大切にしているかや、お客様(または周りの人から)からどんなふうに言われることが多いかなど、その人となりが伝わることです。私は真面目な人間です、と言っても説得力に欠けますが、それを象徴するようなエピソードがあると、一気に説得力が増します。
実績だけでは、申し込みにならない理由
素晴らしい成果を見て、「すごいな。でもきっとこの人たちだからできたんだよね」と思ってしまったら、それ以上、進んでくれることはありませんよね。
「自分もできそう」そう思えることで、申し込みにつながります。では、どうすれば、そう思ってもらえるでしょう?あなたがお客様ならどうですか?
「自分にもできるだろうか?」そう思うお客様に対して、あなたがしている工夫、あなたのサービスの特徴、お客様の配慮、あなたのあり方。こうしたことも、信頼の要素となります。
ベクトルをお客様に向ける
実績=成果とだけ考えると、自信がない、堂々と言えないというところで、思考が止まってしまうこともあるかもしれません。
実は、その状態は「自分はどう思われるか?自分は信頼されないんじゃないか?」と自分に対して、ベクトルが向いている状態です。
「どうしたら、信頼してもらえるだろうか?」「どんな人になら、相談してみようと思うだろうか?」と相手にベクトルを向けることで、では、そのために、今の自分に何ができるか?と考えることができます。
これは実績に限らず、他のことでも同じです。向けるベクトルを変えると、道がひらけてきますよ。
やりきる覚悟
そして、「やりきる」と決めることです。覚悟、とも言いますが。ダメだったらどうしよう、ではなく「やりきる」そう決めたときから、時計の針が動き出すんじゃないかな。さあ、あなたは大丈夫、自信持っていきましょう!