「パクる」と「参考にする」の違い
こんにちは、熊谷です。
良くも悪くも、私はあまり他の人がしていることに関心がなく(笑)、チェックすることもないのですが、
それでも何かの縁なのか、「えー、これ、パクってるよね・・・」と気づき、ガックリする時があります。
よくある表現が同じになることはありますし、偶然本当に同じようになることもあると思います。
そういう場合は、不思議と全く気になりません。逆に、そうそう、そのとおり!と思ったり。
では、これ、パクったよね。と思うのはどんなときなのか、そして、
本当にマナー違反だと知らずにやっている方のために
「パクリ」と「参考にする」との違いを書いてみようと思います。
目次
パクリと思うとき
私が、これまで、あーこれ、真似されちゃった、と思ったのはこんなケース。
・セミナーに参加された方のヘッダーが、後日、私のヘッダーと1文字だけ違う同じタイトルになっていた
・私がメルマガを配信した数日後、かなりそっくりなメルマガを配信している
・私と連絡を絶った途端、ブログのタイトルの枕詞(キャッチーコピーのようなもの)を
私と同じにしていた
・セールスレターに出てくる文言、文章が、部分的にだけど全く同じ。
なぜ、真似されたと思ったかといえば、前後の脈絡から、その文言が全くふさわしくなかったり、
その方のキャラや雰囲気には似つかわしくない逆の言葉だったりするから。
・セミナー資料のフォーマット(構成、色使いやイラスト遣い)が同じだった
(そのときそれぞれどうしたかは、本題から逸れてしまうので、ここでは割愛)
こんな話も聞きました
私だけではなく、私の周りでも起きていました。
たとえば、以前のお客様のお話。
無料メール講座で添付していた資料を、ある人に有料のセミナーの資料として勝手に使われていたそうです。
遠い知り合いのようなのですが、copyrightもつけてあるものだし、このケースは、あまりに悪質なので、
まず弁護士ドッドコムなどで取れる対応を質問してみることを勧めました。
つい先日は、私がとても信頼する方にも起きました。
その方は、他県の同業の方から、HPが素敵なので「参考にさせていいですか?」と
メッセージがあったので、「どうぞ」と快く対応し、「一緒に頑張りましょうね」と声をかけ、
SNSでその方の紹介までしてあげたそうです。
で、後日、なんと先方のサイトを見たところ、サイトのカラー(微妙な色なので偶然はない)、
ロゴ、サービス内容の文言までそっくりで、家族の方が、見間違えるほどだったそうです。
(これもマナー違反レベルを超えている感じですが、対処うんぬんはここでは割愛します)
参考にする・正しく真似する
先に書いた「参考にさせてもらっていいですか?」とあらかじめ連絡してきた方は、
もしかしたら、自分がやったことは相手に対して、失礼だと思っていないのかもしれません。
あえてわざわざ連絡してきたくらいですから。
では、本来の参考にする(パクリではなく正しく真似る)とはどういうことなのでしょう?
私が思うのは、本質的なこと、意図を参考にする、ということ。
例えば、セールスレターなら、
「最初は関心を引くことを書いているな」「いきなり商品名を書いていないな」と思ったら
自分のお客様の場合、関心を引くことは何か?と考えて書く。
カタカナの擬音や軽い表現がわかりやすいなと思ったら、
自分のキャラや自分のお客様だったら、どういう表現がいいか考える、
ということ。
お客さまも違和感を覚えるはず
部分的に言葉や表現を真似たところで、その人から出たものでなければ、
読み手もどこかで違和感を覚えるんじゃないかなと思っています。
人ってそういう直感ありますしね。
そして何より実際にお客様に会ったり、話した時、あれ?なんか書いていることと感じが違うような、
と思ったり・・・。それって、なんかカッコ悪いですよね。
やっぱり、自分の中から生まれたメッセージを届けるのが一番ですよ。