売れる思考の分岐点 脱・私が何がしたいの?
セッションをしているとたまにある「私、何がしたいんだろうと思って…」という言葉。誰でもこう思うときはあります。ですが、これにこだわって良い時と、こだわりすぎずにどんどん動け!というときがあるんですよね。
今日はそんなお話です。
目次
私は何がしたいの?にこだわって良い時
しばらくビジネスをしていて、「売れているけど、充実感がない」とか「行き詰まってはいるけど、この方向でこのままなんとかするのは違う気がする」というとき。
これまでやってきている場合、うまくいかないとき、これまでうまく行った経験があるので、そこでなんとかしようとします。何をすれば良いかもいくつか思いつくので、それでなんとかしようとして、実際、その場ではなんとかなることも多いし、これまで動いてきているから、立ち止まるのが怖かったりもします。
ですが、自分の心の奥底にある違和感をスルーし続けていると、いつかドカーンときてしまうもの。あー、あの時、こうしていれば…という後悔にも繋がりかねません。
これまで頑張ってきた、動いてきた人が、違和感を覚えて、「私、どうしたいんだろう?」と思ったときは、その心のサインをスルーせず、じっくり自分と向かい合いましょう。
禅語で「七走一坐」という言葉もあります。読んで字の如く、7回走ったら1回休む。立ち止まって振り返ってみるのも、この先、続けていくために大切なことです。
私は何がしたいの?はいったん忘れて良い時
まだ駆け出しでこれからビジネスを作り上げていく、お金をいただくという段階の時。
この段階の「私が何をしたいんだろう?」ばかり気になるということは、自分にだけベクトルが向いていて、お客さまにベクトルが向いていないということ。
当たり前のことですが、ビジネスというのは、誰かの役に立ったり、喜んでもらえることの対価としてお金をいただくことです。自身のアイデンティティを確立したり、自己実現の手段ではありません(結果的にそうなる要素はあるとしても)。
この段階は、「何がしたいんだろう」ではなく、自分が提供できることは、「どんな人のために役に立つんだろう」と考え抜くことが大事です。
そしてどんどん行動して試すこと。やってみない限りどんな結果が出るかはわからないので。
100%の補償はどこにもないけど、プロのアドバイスのもと進めていけば、うまくいく確率を上げることはできますから。自己流の貴重な人生の時間をムダにしてしまうので。
まとめ
「私は何がしたいんだろう?」は「スルーしてはいけない時期」と「それにこだわりすぎずに、どんどん動かないといけない時期」があります。
スルーしてはいけない時期は、思い切って自分にベクトルを向ける。こだわりすぎずに、どんどん動く時期は、お客さまにベクトルを向ける。でやってみましょう。