思わず伝えたくなる真摯なストーリーで生む共感

こんにちは、熊谷です。

「ちょっと信じられないようなことなんですが、

カカオ豆の生産をしている現地の農家の人たちは、

カカオ豆が何に用いられているか知らないんだそうです。

という現実を目の当たりにしたんだそうです。

彼らは(気候のせいもあり)、チョコレートというものを知らなかった。

それで、このチョコを食べさせてあげたら、

こんなに美味しいものを作っていたんだ」とわかったんだそうです。

 

一昨日、名古屋のお客様とお会いした際、

お客さまはこんなふうに話しながら、私のこのチョコレートをくれました。

それがMinimal です(名古屋のお客様からですが、チョコレートのお店は都内)。

 

このチョコレート、そうした話以外でも、

その形状に食べると時にちょっと楽しい仕掛けがあったり、

 

風味が落ちないよう一度開けてもまた閉じることができる密封パッケージ、などなど。

真摯な信念が伝わってくるような

エピソードがたくさんありまして。

彼女は「お店に頼まれたわけでもないんですけどね」

と言いながら(笑)、

彼女はこのチョコについて語ってくれました。

 

ストーリーで共感を生む

 

ストーリーで共感を生む。

ストーリーで価値観を共有しファンを増やし、お客様になっていただく。

ビジネスにおいてはよく言われていることですよね。

私もこのいただいたチョコに興味が湧き、

お店の近くで働いている知人につい教えてしまったり、

夫にこのチョコレートにのエピーソードをあれこれ話してしまいました。

まさに「口コミ」ですよね。

これって、一人ビジネスオーナーも、もちろん例外ではありません。

ですが、意外と出来ていないんですよね。もったいないことに。

 

お客様にとってのストーリーの価値

安心できる

お客様はあなたのことを何も知りません。

あなたやあなたの商品が信頼できるものなのかを知る術がないんですよね。

そうしたとき、あなたの信念やこだわり、

人柄がわかるメッセージが読めると

どんな人がどんな想いでやっているのかがわかり、安心できます。

価値観の共有で気持ちよく参加者になれる


「こういう話を聞くと、今度チョコを買うときはここで買おうと思いますよね。

自分は直接は何もしてあげられないけど、間接的に貢献できる、と思えるから」

チョコをくれたお客様は、そうおっしゃっていました。

そうなんですよね、自分には想いがあるけど、行動まではなかなか、というとき、

「同じようなもの買うなら、こちらで」となっていきます。

共感できる価値観で行動している方を通して

何かを手に入れることで、自分もそこに関われると思えるからです。

 

わかりやすい社会貢献でなくてもいいのです。

その方がお仕事を通して、たとえば、何かしている場合、

その活動に少しでもプラスになればと思う方は少なくありません。

 

 

自分で距離感を調整できる

 

「これがいいですよ」説得されたり、

「こうしないとダメですよ」と煽られるということは

提供する側がお客様ににじり寄っているイメージですよね。

お客様は自分でその距離感をコントロールできない感覚があり、

ちょっと後ずさりしてしまうような。

 

ですが、ストーリーで読む場合、その距離感はお客様次第。

共感すれば縮まりますし、しない場合は、単にそのままということ。

例えば、材料を説明するとき、

その材料がいかに素晴らしいかを強調して説明されるより、

なぜ、その材料に行き着いたのか、

どういう思いで、どうやって確保しているかの事実を淡々と描く方が

きっと記憶に残ります。

 

あなたにとってのストーリーの価値

比較されなくなる

 

ストーリーから伝わる価値観に共感した方が、あなたに興味を持ってくだされば

競合というのは存在しなくなります。

あなたがいい、あなたから買いたい、となるので

自然と価格で比較されることもなくなるのです。

 

実績がないからと躊躇しないでいい

 

駆け出しの頃は、実力があっても紹介できる実績がないので、

お申し込みをいただくのが難しいこともありますよね。

自分でも自信がなかったり。

そうして、

お申し込みがない→紹介できる実績が増えない→お申し込みが増えない

と、負のスパイラル。

実績はなくても、スキルも人柄も信頼してもらうことができれば、

あなたも自分自身にもっと自信を持って前に出られるのでは?

 

 

共感されるストーリーは特別な出来事という誤解

 

ドラマチックでなくていい、普通の真摯なこと

 

ストーリーというと、自分はいうほどの特別なことはない・・・と

おっしゃる方も大勢いますが、ちょっと思い出してみてください。

このストーリーは、人を感動させようとしているのではなく、共感を招こうとしていますよね。

滅多に体験できないこと(巨額の借金などの大きな挫折とか)は

感動はしても共感はしないかもしれません。

 

人は誰でも誰かの共感を招くストーリーや想いがあるものです。

それを大げさにいうことなく、真摯に「事実」を淡々と伝えていることに人は惹かれやすいです。

 

あなたもそうではありませんか?

(ただ、あなたのビジネスとかけ離れていると、

「あなたから買いたい!」には結びつきづらいので、

あなたのビジネスに、直接、または間接的でも関連付けられることにしましょう。

 

直接的というのは、その仕事をやることになったきっかけなど。

間接的は、あなたの土台作りに関係したとか、

あなたの人間形成や考え方に影響した経験など。

 

そして、こうした信念(姿勢)に基づいたコンセプト、ストーリー、こだわりは
 

一度聞いて共感したらきっとずっと忘れません。

そして誰かに伝えたくなります。

 

これこそが、最強のマーケティング。口コミ、リピーターに「結果」として、つながるのです。

 

 最初からそれを狙ってストーリーを作ったのではなく、

 

真摯な想いや活動を丁寧に伝わりやすいメッセージにしたら「結果」としてそうなる。

 

素晴らしいことです。

 

表現は五感をフルに使って

 

大げさに感情的に伝えるのではなく、事実を淡々と、とお伝えしてきました。

これは、感情的な表現をしない、ということではありません。

説明トーンになってしまっては、こんなつまらないことはないですからね。

 

その時、どう思ったのか?何を感じたのか?どんな言葉が浮かんだのか?

その時、周りの光景はどんなふうに映っていたのか?

その時の様子をリアルに五感を使って表現することで、

お客様に同じ感覚がよりリアルに伝わります。

棚卸しをする

 

プロフィールでは、略歴と最近の活動だけ書いている方も少なくありません。

無理もないです。昔のことは忘れていますもんね。

ましてこれまで触れてこなかった経験は、そうそうすぐ浮かんできません。

たとえそこにどんなカギとなる経験があっても、

古いと思い出せないものなのです、誰でも。

 

ですので、共感を招くメッセージやプロフィールを書きたい方は、

まずは、ご自身の棚卸しから入ることをオススメします。

私も継続のクライアントさまには、この棚卸しをやっていただきます。

例えばこんな感じです。

・一番印象に残っている出来事

・自分で自分を褒めたいと思った経験

・失敗や挫折(言える範囲)

・今の仕事に進むきっかけ

・今の仕事でお客様に伝えたいこと

(上の3つは特に具体的に詳しく書いていただきます)

あなたもやってみてくださいね。きっと変化が起きますよ。

 

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