伝わるだけではなく、人を動かす文章

こんにちは、熊谷です。

暑いですね、ほんと。

駅のホームに立っていると、背中に汗がツーっと伝わるのがわかります。

で、車内でよく聞くのが、「ドア付近に立ち止まらず、奥にお進みください」というアナウンス。

でも、なかなか奥に進まない人たちも多いですよね。

アナウンスの意味は伝わっていますよね(日本語ですから、大抵の人には・・・)。

でも、進まない。

電車

 

● 伝わったらからといって、行動するわけじゃない。

そう、意味は伝わっているのに、行動につながっていないんです。

理由は?と考えてみると

”すぐ降りるから、奥にいくと出づらい”(まあこれはしかたないかな)

でもそれ以外って、きっと

”なんとなく” ”めんどくさい”とかあまり深い意味ないですよね。

 

● じゃあ、一般的なメリットをいったら?

「ドア付近が混雑していると、電車の発車ができず、遅れが生じます。

定時発車にご協力ください」といったら、どうでしょう?

約束に遅れたくない人とか、ちょっと動くかもしれませんね。

 

● 個人的なベネフィット(良いこと)をいったら?

就活中の学生に、「あなたの目の前にいる人は、あなたが、これから面接を受ける会社の面接官かもしれません。率先して行動しているあなたをみて、面接官はどう思うでしょう?」といったらどうでしょう?

(実際、こんなアナウンスはないですけどね。こう言われたら、就活生はとても他人事と思えず、動いてしまいますよね、きっと)

 

● 人は自分事になると動く

人は伝わったからといって、動くものではないのですよね。人は、「自分にとってうれしいこと、いいこと」が描けると動くのです。

自分を振り返ってみれば、わかりますよね。「勉強しなさい!」といわれて、しましたっけ?(・・・)

実際に、集客に悩んでいたある整体院が「腰痛を治しませんか?」という案内を、「お孫さんを、抱っこできるようになりませんか?」に変えたら、連日大混雑になったそうです。

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